君は、罪深き娘 かな??
愛人の娘と蔑まれても、あなたの花嫁になりたい。
「エメラルドが欲しいなら、私と結婚して」
レイチェルの言葉にヴィートは衝撃を受けた。
レイチェルの母は
ヴィートの父親の愛人だった。
その手に渡った
ファルネステ家の家宝の
エメラルドを何がなんでも取り戻したい
ヴィートだが、
「愛人の娘」と
蔑んできたレイチェルが
美しく成長し
こんな取引きを仕掛けてくるとは!
だが
かつて彼に
簡単に誘惑され
純潔を奪われ
捨てられたレイチェルには
どうしても
彼の花嫁にならなくてはならない秘密があった――。